資生堂は2017年4月5日付プレスリリースで、高い抗酸化作用を持つコエンザイムQ10に、体内から放出される加齢臭の原因物質ノネナールを抑える効果があることを、世界で初めて発見したと発表しています。
ビタミンQやユビキノンとも呼ばれるコエンザイムQ10は、ヒトの体内の細胞にあるミトコンドリアがエネルギーを作る際に欠かせない物質で、加齢やストレスにより減少することが知られています。
研究グループは今回、65〜74歳の被験者女性12名を、コエンザイムQ10を毎日100mg摂取する群(摂取群)と摂取しない群に均等に分け、ノネナールの濃度を測定しています。
その結果、摂取群では、肌から放出されるノネナールの濃度が摂取前と比べて2〜3割減少し、加齢臭が顕著に抑制されていることが明らかになっています。
▼出典
資生堂 プレスリリース